10月26日、オーストラリアのムーニーバレー競馬場で行われたコックスプレート(3歳上・GI・芝2040m・1着賞金300万豪ドル)では、
D.レーン騎手騎乗の1番人気リスグラシュー(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)が、見事勝利しました!
宝塚記念に続き、G1を2連勝と絶好調のリスグラシューの、気になる情報をまとめました。
実は出走不可能だった?オーストラリアの役人に救われたリスグラシュー
6月23日の宝塚記念に、D.レーン騎手騎乗により2度目のG1勝利を勝ち取ったリスグラシュー。
2019年より、宝塚記念の優勝馬には、
オーストラリアのムーニーバレー競馬場で行われるコックスプレートへの優先出走権及び
優勝時のボーナス(優勝賞金300万豪ドル+ボーナス200万豪ドル)が付与されることになったため、
リスグラシュー陣営は出走を検討していました。
ところが、リスグラシューのコックスプレート出走には重大な問題があったのです。
それは、香港とオーストラリアの検疫規定により、
4月に香港のクイーンエリザベス2世カップに出走していたリスグラシューは、
10月にオーストラリアで行われるコックスプレートへは出走できないというものでした。
そのため、コックスプレートの出走を諦めかけていたリスグラシュー陣営でしたが、
オーストラリア農務省など関係者の尽力により検疫規定が改訂され、
なんとコックスプレート出走が可能になったのです!
その結果、1番人気でコックスプレートを出走し、見事1着となったリスグラシュー。
D.レーン騎手がオーストラリア出身ということもあったのかもしれませんが、
オーストラリアの役人の柔軟な対応はとてもありがたいですね!
リスグラシューのこれまでの成績やプロフィールは?
現在5歳のリスグラシュー。
これまでの競争成績はどうなのでしょうか?
中央競馬での出走は18戦。そのうち重賞での勝利は5勝です。
G1初勝利は2018年のエリザベス女王杯でした。
その後、2019年の宝塚記念でG12勝目。
そして2019年10月、初の海外G1制覇となりました。
生涯獲得賞金は6億8千万円に達しています。
以前はマイル戦を中心に出走していたようですが、
2018年エリザベス女王杯以降は、中~中長距離での出走となっています。
わりと晩成型のリスグラシュー。血統は父方がサンデーサイレンス系です。
血統もあるからか、リスグラシューは晩成型のようですね。
脚質は差し寄りのようで、スタートはあまり得意ではない様子。
毛色は黒鹿毛で、額から鼻にかけての白い縦線がトレードマークになっています。
次回出走は有馬記念?
海外G1初制覇を果たしたリスグラシューを担当する矢作調教師によると、
次回の出走は有馬記念を目指していきたいとのこと。
リスグラシューは11月4日に日本に戻り、帰国検疫を受け、その後問題がなければ有馬記念に向け
調整していくことになるそうです。
騎手も未定ですが、またD.レーン騎手とのコンビを見ることはできるのでしょうか?
宝塚記念と同じように、人気投票により出場馬が決まる有馬記念。
リスグラシューは今年の注目馬になることは間違いないでしょう。
ぜひ、今年最後に再び日本で、リスグラシューの華麗な走りを見たいですね!
今後の動向に注目です!
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