『ミレニアム1』小説をネタバレなしで紹介!(映画原作)

どすこいこんにちは。

夜ごはんを食べて1時間後にはもうおなかが空いてるちゃんこです。

お金がなくて遊びに行けないので、家で楽しく過ごす方法を探しています。

家にいても時間を忘れて夢中になれる小説の魅力を、できるかぎりネタバレなしで紹介していきます。

今回紹介する小説は・・・

『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女』です!!

2008年初版、著者はスティーグ・ラーソン、スウェーデン発の作品です。

本国スウェーデンで映像化された他、ハリウッド映画化もされました。

あらすじ

記者で雑誌「ミレニアム」の経営者のミカエル・ブルムクヴィストは窮地に立たされていた。

ミレニアムで発表した実業家ヴェンネルストレムの違法行為に関する記事について、名誉棄損で訴えられ、有罪判決となったのだ。

自分のせいでミレニアムが信用を失うことを恐れ、共同経営者のエリカにしばらくミレニアムを離れることを告げる。

そんなあるとき、ミカエルのもとに一本の電話が入った。

相手はヴァンゲル・グループの前会長、大実業家のヘンリック・ヴァンゲルの弁護士で、ヘンリックがぜひミカエルに会いにきてほしいと言っているというのだ。

気が進まなかったが、ヘンリックに会いにいったミカエルは、そこで40年前の未解決事件の調査を依頼される。

その事件とは、兄の孫娘ハリエットの失踪事件であった。当時の状況から、失踪事件の犯人はヴァンゲル一族の誰かに違いないと考えているヘンリック。

ミカエルは、かつてヴァンゲル・グループで働いていたというヴェンネルストレムの情報と引き換えに、ヘンリックの依頼を受けることにした。

一方、遡ること数日前・・・とある警備会社の部屋に、全身黒い洋服に奇抜な化粧をした少年のような風貌の女性が現れた。彼女の名前はリスベット・サランデル。

彼女は上司の指示で、ヘンリック・ヴァンゲルの弁護士からの依頼案件である、ミカエル・ブルムクヴィストの調査をおこなっていた。その報告書について詳細を確認したいと呼ばれたのだ。

奇抜な風貌とは対照的に、冷静な口調で調査内容を報告するリスベット。彼女の調査能力はその警備会社でもトップクラスのものである。依頼人もそのことに気づいたのか、続いてミカエルの宿敵、ヴェンネルストレムの調査も依頼してきた。

ミカエルはヘンリックのもとでハリエットの失踪事件の調査を始める。しかし、一人で調査をやりきることに限界を感じ始める。そんな時、ヘンリックが自分を雇うにあたり、身辺調査をしていたことを知る。

その調査内容のを確認したミカエルは、明らかに違法な方法で情報収集したものであると気付き憤るも、調査人の優秀さに気づき、リスベットをハリエットの失踪事件の調査に誘う。

2人で調査をすすめていくにつれ、ついに40年前の事件の容疑者が浮かび上がってきた・・・

ちゃんこ流おすすめポイント

さて、ここからは、『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女』のおすすめポイントをご紹介します。

天才ハッカーだけど社会性なさすぎなリスベット

この作品の主人公の1人、リスベット。彼女の強烈なキャラクターは、この作品になくてはならないものとなっています。

ハッキング技術や〇〇〇〇能力により、警備会社の上司も驚くほどの調査能力があるリスベット、一方で、明らかに人との(心を通わせるような)コミュニケーションが苦手で、基本的に人を敵とみなしています。

そのため、トラブルもすべて自分ひとりで解決しようとし、実際に見事に解決してしまいます。暴力的な方法も厭わず、冷静で冷酷な判断ができてしまいます。

万一味方になってもらえたら非常に心強いですが、絶対に敵には回したくないタイプです 笑

初めてこの作品を読んだとき、リスベットの魅力にドはまりしました。

パソコンの天才で、無愛想で、人を信用せず、やられたら必ずやり返す・・・って、自分とは正反対の要素ばかりだったので、新鮮に思えたのです。

そんな彼女に憧れて、彼女と同じように目立つタトゥーを入れたいって思ったほどです 笑

『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女』では、リスベットの秘密はほとんど明かされないまま終わりますが、それでも十分彼女の魅力を味わうことができるでしょう。

ミレニアム1は序章!?

この作品では、ハリエット失踪事件の調査と、冒頭でミカエルが裁判で負けた相手、実業家ヴェンネルストレムの不正調査の2つが扱われています。

どちらもそれぞれが1つの作品として成り立つほど詳細に作りこまれていますが、それでも『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女』そのものが序章だと思っています。

なぜなら、『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女』は、その後に続く、ミレニアム2、3と合わせて一つの壮大なストーリーになっており、ミレニアム1は、2、3へ続くためのメインキャラクターの紹介のような位置づけとなっているからです。

まずハリエット失踪事件の調査で、ミカエルとリスベットが知り合います。そして調査にあたる中で、それぞれがどのようなキャラクターなのかがわかってきます。

次にヴェンネルストレムの不正調査で、その後の作品に続く下準備が行われます。

おそらく、すぐにでも続きのミレニアム2、3を読みたくなってしまうでしょう。

おわりに

文庫版では上巻と下巻に分かれているボリュームのある作品となっています。

一つ難点をお伝えすると、登場人物の名前が覚えにくく、誰が誰だかわからなくなってしまうという点があります・・・目次の前に登場人物の一覧と、ヴァンゲル一家の家系図がありますので、適宜参考にしながら読み進めましょう!

ということで、今回は、できるかぎりネタバレしないで『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女』をご紹介しました。

ではまた!

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