3月12日の米国株式市場は大幅続落となり、
寄り付き直後、S&P500が前日比で7%下落したため、
取引が15分間停止されるサーキットブレーカーが発動されました。
3月に入り2回目のことです。
追記:3月16日にも3回目の発動しました!
サーキットブレーカーとは?
サーキットブレーカーとは、
市場で売りが売りを呼んで下落が止まらなくなってしまうことを防ぐため、
一定の条件を満たすとサーキットブレーカーが発動し、
取引の成立を一定期間発生させない状態にするものです。
投資家に冷静になってもらう目的で設けらています。
アメリカのニューヨーク証券取引所やNASDAQでは、
S&P500を元に3種類のサーキットブレーカーが発動する仕組みとなっています。
Level 2 9:30~15:25の間にS&P500が前日終値より13%下落で15分間取引を停止
Level 3 時間帯に関係なくS&P500が前日終値より20%下落でその日は取引を停止
2013年5月にこのルールが策定されてから、
発動されたことは一度もありませんでしたが、
3月9日に初めてレベル1のサーキットブレーカーが発動し、
3月12日にまたサーキットブレーカーが発動したことで、
短い期間に2度も発動していることになります。
2月には過去最高値の29,500ドル超えを記録していたニューヨークダウが、
一か月で6,000ドルも下落してしまいました。
サーキットブレーカー発動にネットの反応は?
週に2回のサーキットブレーカー発動に、
ネットでも大きな反響を呼んでいます。
歴史の教科書に世界恐慌やリーマンショックが載ってて皆が知ってるならコロナショックはそれ以上なので載せるべき#サーキットブレーカー pic.twitter.com/U7Bm3USAd4
— ³⁹ᴍɪᴋᴜ³⁹ (@oshushi39) March 12, 2020
こんなん無理やん…
キャッシュの逃げ場はどこいった?#サーキットブレーカー#キャッシュポジション#大恐慌 pic.twitter.com/unVC0nWzWA— yi- (@glaudi_cat) March 12, 2020
名前はカッコいいけど実態はえげつない。#サーキットブレーカー pic.twitter.com/NhVUF6OLlt
— ホリホリ (@jh3vmz) March 12, 2020
https://twitter.com/iJPotd1hak5jmc/status/1238124141770760196?s=20
リーマンショックの再来かも?というコメントもあります。
投資家にとっては
相場がこれだけ動くことは、
大きく儲けるチャンスにもなれば、
大きく負けるリスクにもなりますね。
コロナショック?暴落はいつまで続く?
リーマンショック並みの暴落といわれている
今の下落相場。
コロナショックと名付けられる日も近いかもしれません。
いったいこの暴落はいつまで続くのでしょうか?
現在の急落はそのうち落ち着くかもしれませんが、
いったんとどまったとしても、
新型コロナウイルス感染拡大による経済活動停滞の影響が
これからどんどん出てくるでしょうから、
実体経済の悪化はまだ入り口に入ったばかりではないでしょうか。
そうなると、まだ数か月は株価は底を模索し続ける可能性があります。
10年に一回来ると言われる暴落。
株価の下落が止まっても、
これまでの高値水準に戻るには、
もしかすると数年単位かかるかもしれません。
アベノミクスで好景気といわれていたここ数年ですが、
これから始まる久々の不景気に、
どのように備えていくのか、
各自で考えていく必要がありますね。
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