テレビ番組『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~』が2020年2月3日に放送されます。
その中で、
遠洋マグロ漁船に密着取材し、
“黒いダイヤ”クロマグロを狙う、凄腕日本人漁師の戦いが放送されます。
また、年明けには、テレビ番組『マグロに賭けた男たち』が2020年も放送されました。
番組でお馴染みの漁師、
山本さんこと山本秀勝さんを始めとした、
青森県大間町のマグロ漁師たちのドキュメンタリー番組です。
山本さん!一本釣ったどー!!
いい笑顔😭👏👏#マグロに賭けた男たち #大間の漁師 #山本秀勝 #ヤーイ族 #ヤイッヤー pic.twitter.com/ycclLaOSUj— 【公式】大間観光土産センター (@omacojp) January 12, 2020
番組を見ていると、
大間マグロを始めとした、クロマグロを食べたい!という気になりますよね。
大間マグロを仕入れているお店が近場にあればいいのですが、
そのようなお店が近場になかったり、
あっても高級料理店で入りにくかったり・・・という方、
通販で大間マグロを手に入れて家で食べることもできますよ!
大間マグロ(クロマグロ)が通販できるお店をご紹介
大間マグロを通販で買えるお店、意外とたくさんありました。
その中からいくつかピックアップします。
大間マグロと津軽海峡旬の海産物を販売している魚忠。
大間マグロの解体直売所からの直送でお届けしてくれるそうです。
生ものですと配送料が高くなりがちですが、
魚忠では税込み15,000円以上購入した場合は配送料が無料になるみたいです。
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まぐろのみやこでは、
マグロを解凍不要で届いたら切るだけの、
チルド・冷蔵便でお届けしてくれます。
ギフト対応もしていて、
さらにマグロの美味しい食べ方がわかるガイドブックも同封されるそうです。
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マグロを食べるのが難しくなる?漁獲量制限とは?
現地に行かなくても大間マグロを味わえる通販は大変便利です。
ただ、今後も現在と同じように通販ができるとは限らないかもしれません。
なぜだと思いますか?
そもそも大間マグロ(大間まぐろ)とはマグロのブランド名であり、
マグロの種類としては、
津軽海峡で水揚げされる天然の本マグロ(クロマグロ)となります。
実はこのクロマグロ、水産庁により、
漁獲量を制限されているのです。
クロマグロの量が減っており、
中西部太平洋まぐろ類委員会における合意により、
国際的な約束事項として、
小型のものは2002年~2004年の漁獲量実績より漁獲量を半減させ、
大型のものも2002年~2004年の漁獲量平均より漁獲量を増やさないという、
厳しい規制がされています。
この規制が今後緩和されていくのか、
さらに厳しくなるのかはクロマグロの数の推移次第にはなると思いますが、
もしさらに規制が進むことになれば、
当然本間マグロの水揚げ量も減ります。
水揚げされた貴重な本間マグロも、
飲食店関係業者が仕入れてしまうため、
個人が家庭用に通販で購入できる分は非常に少なくなってしまうのではないでしょうか。
漁獲量規制は大間の漁師たちの生活にも影響している?
クロマグロの漁獲量規制は食卓に影響するだけでなく、
もちろんクロマグロ漁をおこなっている漁師たちにも影響を及ぼしています。
クロマグロを獲れる量が規制されてしまうため、
その年のクロマグロの漁獲量が上限に達してしまった場合は、
それ以上クロマグロ漁をおこなえなくなってしまいます。
それはつまり、クロマグロ漁による収入が0になることを意味します。
生活していくために、クロマグロ漁以外の漁で収入を得るなどしていかないといけないのです。
この他にも影響が出ています。
毎年のクロマグロの漁獲可能量の割り当ては、
まず国が県に割り当て、県が各漁業組合に割り当てます。
大間町ではその後、漁業組合が前年の各漁業事業者の水揚げ量をもとに、
各漁業事業者に個別に割り当て量を定めています。
ですので、前年に成績の良かった漁業事業者は多く割り当てがもらえますが、
成績が良くなかった漁業事業者は割り当てが少なくなるなど、
成績に応じて漁師たちに有利・不利な状況が発生してしまうことになります。
漁業事業者間で水揚げ量の取り合いになってしまい、
漁師たちの人間関係も悪くなってしまう可能性もあるのです。
このように、さまざまな影響が出てしまう漁獲量規制。
ただ、現状は漁獲量規制をしなければ、
マグロたちがどんどん減ってしまうことになります。
日本人が大好きなマグロですが、
そんな大好きなマグロを食べ尽くして地球上からいなくならせてしまうことは
絶対に避けなくてはなりません。
国際的に規制をしないといけないくらいクロマグロの量が減ってしまっているということを意識して、
クロマグロを食べるときは食材と、
おいしいクロマグロを届けてくれる漁師のみなさまに感謝して食べたいですね。
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